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categoryクリニックからのお知らせ

内視鏡検査について

新型コロナウイルス感染症に関する消化器内視鏡診療について

※個人的な解釈が含まれますので、過酷な状況の中、内視鏡検査を続けていらっしゃる他の医療機関を批判したり貶める意思はないとご理解ください。

当院においては、コロナウィルス感染のリスクを考え、3月頃から内視鏡検査の延期を患者さまにお願いしております。

ご迷惑をおかけして申し訳ございません。

そして、快くご協力をいただきました患者さま、みなさまに大変感謝しております。

さて、このたび4/16付で「消化器内視鏡学会」より以下のような通達がありました。(検索すると読めるので興味のある方は読んでみるのもいいかもしれません。)

以下、抜粋です。

・新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づく緊急事態宣言の対象地域においては、感染拡大を防ぎ、かつ医療従事者を守るためにも、少なくとも緊急事態宣言の期間中は緊急性のない消化器内視鏡診療の延期・中止を強く勧めます。このことは、個人防護具の節約のためにも極めて重要なことです。

延期できない検査・治療の多くはクリニックで施行する頻度は低いと考えられますので、実施可能で感染対策がとれている施設に紹介されることが肝要と考えます。

これは、いわば個人病院での内視鏡検査を控えろといった内容だと感じました。

当院で感染対策がとれてないかといえば、そんなことはありません!!

むしろ、早期から感染リスクを考え、防護服の着用やフェイスシールドの装着を徹底して行っておりました。

しかし、内視鏡検査の施行による感染リスクが高いことには変わりないと考え、患者さまやスタッフ、そのご家族の方々、地域のみなさまの安心のためにも、内視鏡検査は可能な限り控えた方がよいように思えました。

また、内視鏡検査を控えることによって個人防護具の節約につながるとも考えました。

医療用防護服は全国的に不足しています。節約することで、集中治療室や重症患者の治療を行なってくださっている方々に少しでも行き渡るとよいと思います。(微力ですが。やらないよりいいはず!)

2019年9月にリニューアル開業してから、普段の診察に加え、胃カメラや大腸カメラだけでなく大腸CTを導入するなど、患者様のご病気の早期発見、治療を目標としてきました。今もその気持ちは変わりません。なので、検査の機会が減るのは残念です。

しかし、今は一人一人ができうる限りの努力をして感染拡大を食い止めるべき時だと思います。

従って、あちわ内科では、しばらくの間、内視鏡検査は行いません。

もちろん、緊急で検査が必要な病気はあります。その場合には、対応の病院を紹介しますので、ご安心ください。

当院で対応できることもありますので、変わらず気軽に相談もしてくださいね。